リストラなう! 綿貫智人 新潮出版 を読む
リストラの厳しさを辞めさせる側、辞める側の両方から描いた小説として「君たちに明日はない 垣根諒介 新潮出版」の本を以前読みました。短編小説集です。面白かったので、同じ作家の連続小説集「借金取りの王子」、「張り込み姫」と連続して読みました。色々なリストラという舞台を通じて、浮かび上がる人間模様というのが垣根諒介さんの内容です。
一方、「リストラなう!」は小説ではなく、ノンフィクションというか、女性雑誌で有名な大手出版社の今年3月末から5月末までの2ヶ月間の間のリストラ(早期退職優遇措置)をうけて退職される40代半ばのある営業社員の方(ブログ上の名前は”たぬきち”さん)の実況ブログとのこと。
そのブログでたぬきちさんが考えている思いや起きていることを紹介しています。
主に、出版業界のこと、あるいは会社のこと等、色々面白いテーマがあげられています。
尚、無理やり辞めさせられるという世界ではなく、高額な年収をもらっていたサラリーマンの方が超高額な退職金をもらって退職するという背景があります。一方、会社に残る方はかなりの給与カットが予定されているとの話です。
それよりも面白かったのは、色々な人が色々な思いをもってこのブログにコメントを載せていることです。この本のブログはまだインターネットに残っていますし、そのままコメントも残っています。
リストラなう!を読んで、色々と考えさせられましたが、ただ一つ言えることは、このような過去凄まじいまでの高収益を上げ内部留保が十二分にあるといわれている会社でさえも、リストラに踏み切らざるおえなくなった時代であるということ、そしてこのようないわゆる金銭的には理想的な形でのリストラによる退職、高給による退職というものはおそらくもう今後そんなにはないだろうなと思われるような内容でした。
リストラの厳しさを辞めさせる側、辞める側の両方から描いた小説として「君たちに明日はない 垣根諒介 新潮出版」の本を以前読みました。短編小説集です。面白かったので、同じ作家の連続小説集「借金取りの王子」、「張り込み姫」と連続して読みました。色々なリストラという舞台を通じて、浮かび上がる人間模様というのが垣根諒介さんの内容です。
一方、「リストラなう!」は小説ではなく、ノンフィクションというか、女性雑誌で有名な大手出版社の今年3月末から5月末までの2ヶ月間の間のリストラ(早期退職優遇措置)をうけて退職される40代半ばのある営業社員の方(ブログ上の名前は”たぬきち”さん)の実況ブログとのこと。
そのブログでたぬきちさんが考えている思いや起きていることを紹介しています。
主に、出版業界のこと、あるいは会社のこと等、色々面白いテーマがあげられています。
尚、無理やり辞めさせられるという世界ではなく、高額な年収をもらっていたサラリーマンの方が超高額な退職金をもらって退職するという背景があります。一方、会社に残る方はかなりの給与カットが予定されているとの話です。
それよりも面白かったのは、色々な人が色々な思いをもってこのブログにコメントを載せていることです。この本のブログはまだインターネットに残っていますし、そのままコメントも残っています。
出版に関する色々な思いをたぬきちさんが述べ、それについて関係あること、ないこと色々な方が色々なコメントを載せ、そのコメントを読んでいく中で自分なりに出版業界をめぐる色々な側面が分かってくるような気になるようなリアルな現実社会の話でした。いろいろなコメントを読んでいく中でコメントする人の知識や見方による物事のとらえ方の違いが興味深く思いました。
出版業界には属してはいませんけれども、リアルであるだけに色々考えさせられる話でした。リストラなう!を読んで、色々と考えさせられましたが、ただ一つ言えることは、このような過去凄まじいまでの高収益を上げ内部留保が十二分にあるといわれている会社でさえも、リストラに踏み切らざるおえなくなった時代であるということ、そしてこのようないわゆる金銭的には理想的な形でのリストラによる退職、高給による退職というものはおそらくもう今後そんなにはないだろうなと思われるような内容でした。
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