回のファーストサーバの障害の件で、レンタルサーバという表現をしましたが、間違いではないが、最近ではホスティングサービスというのが一般的なようです。
グーグルで検索しましたら、ホスティングサービス(レンタルサーバ)とは、『自社施設に設置しインターネットに接続された情報発信用のコンピュータ(サーバ)の機能を、遠隔から顧客に利用させるサービス。顧客が自前の設備などを持たずにインターネット上で情報やサービスを配信するのをサポートするサービスである。』とのことです。
ファーストサーバのトラブルは他人事とは思えません。
その理由はレンタルサーバー(ホスティングサービス)無しでは事務所の業務がまわらないぐらい事務所の業務がクラウド化してきているからです。
私の会計事務所でも財務会計ソフトとして定評のある勘定奉行をOBC(勘定奉行のメーカー)と契約してレンタルサーバにのせておりお客様がインターネットを通じて勘定奉行を利用することが出来るようにしています。
ただし、お客様との契約は我が事務所、我が事務所がOBCと契約するという形をとっています。
このため、ある時、数時間オービックが契約しているどこかのレンタルサーバでトラブルがあったらしく勘定奉行が使えないという連絡がお客様から次々とかかってきたことがありました。
幸いに、OBCとの連絡がすぐつき、もうすぐ回復するとのことでしたので大きなトラブルなく済みました。
また、私たちの事務所のホームページも、あるレンタルサーバと契約し、ドメインを取得しホームページやメールを使っています。
ところが、そこでも数年前一度トラブルが起きたことがあり、半日程メールも使えないということがありました。
今回のファーストサーバの事故を見ていると、他人事とは思えません。
いずれにしても、基本的にはレンタルサーバがバックアップをとっているはずなのですが、
ファーストサーバのようにバックアップも含めて全部消してしまうという事故が起こり得るということを考えるとこまめにデータをバックアップをしていく必要性を感じます。
それぞれのお客様の勘定奉行のデータも、あるいは、事務所のホームページのデータも大したボリュームはなくお客様や事務所のパソコンでも簡単に保存できる程度のボリュームしかありませんので今後とも万一のことを考えたバックアップを行っていきたいと思います。
ちなみに、勘定奉行をなぜホスティングサービスをしているかというと、ある程度の規模になってくると、お客様、会社の経営者があちこちから経理のデータを見たいという話がもちあがります。
例えば、勘定奉行等は基本的にパソコン上で動く財務会計のシステムです。ということは、パソコンあるいははパソコンを何台かつないだLANでデータ入力をするとしても、
結局は1箇所にパソコンが置いてあることになります。
しかし、これでは本支店があちこちにまたがっているような会社では、支店間のデータ入力等がうまくできません。
結局インターネット上のどこかに勘定奉行のソフト、データを保管する場所が必要になってきます。
また、経営者の人も出張先や自宅から経理データを単純に見たいという時にクラウド(インターネット上のどこか)にデータがあれば大変便利に使うことができます。
従って、コスト的には少し割高になりますが、勘定奉行用のLANをクラウドで提供するということを行っています。