銀行では、貸出について基本的には決算書をもとに貸し出すとしています。
大体7割方が70%程度の重みを決算書に置いているとされています。問題なのは、その決算書が信頼できないことです。
これについて、中小企業庁の指導で『中小企業の会計に関する指針』というものが作成されています。単純に言えば会計のルールです。
且つ、それに従ってちゃんと作っていますよということを顧問の会計事務所が確認するという制度があります。『「中小企業の会計に関する指針」の適用に関するチェックリスト』をきちんと書いて提出した場合、貸出金利を0.25程度軽減するという制度を金融機関が設けているケースが多いです。もちろん会計事務所は正しくチェックリストに回答しなければなりません。
会計事務所にとっても責任が重くなってきています。
しかし、問題があります。
決算書改ざんの操作による不正行為です。
ASAHI.COM の記事より--------------------
経営再建中の新銀行東京(東京都新宿区)の不正融資事件で、別の会社に不正に融資をさせた疑いが強まったとして、警視庁は26日、同銀行池袋出張所の元 行員青木千代美被告(56)=詐欺罪で起訴=とブローカー2人を詐欺容疑で再逮捕する。不正融資を受けた会社の役員ら数人も同容疑で逮捕する。
捜査2課によると、青木被告らは、決算書類を改ざんするなどして、融資を申し込んだ会社に対し、不正に約5千万円の融資をさせた疑いがある。
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