富を築く10の法則
資産運用ということについて、2007年はまじめに勉強と行動してみよう(勉強しただけで富が築ければこんな楽なことはありませんが・・・)と年初に計画を立てています。
『FORTUNE』の新年号に2007年投資ガイドという特別号があります。その中のコラムの中で、「富を築く10の法則」というものがありましたのでご紹介させていただきます。ただし、日本にあてはまらない部分もたくさんありますので、結果的には8つくらいの法則です。
---------------------------------
『FORTUNE』よりまとめてみました。
①若いときから始める
株式投資や投資信託はどれを選んで買った方がいいかということも大切ですが、とにかく若い時からやっていた方が有利です。これは複利の効果があるということでよく教科書的な本に紹介されている事例です。ただ、日本の場合はバブル崩壊後もう16年が経っていますが、まだバブル時点まで回復はしていませんのでちょっと抵抗感があるかもしれません。
②税金をできるだけ払わないですむようにしなさい
具体的には401kを提案しています。たしかに税金というモノは大きな負担になります。特にアメリカでは短期株式売却益の税率が株の売買に伴う税金の税率が日本よりも高いそうですので、このことはなおさら重要だと思います。
日本で考えても毎年10%増加する投資信託があったとしても毎年10%の配当をした場合には原則20%(現在は10%)の税金ですから8%の利回りでまわっていることになります。それだったら配当せずに10%そのまま再運用でいっていた方が長期的には有利になります。
③資産運用を簡単なやり方でやってください
デイトレードなどは論外という意味です。本来の仕事があればそちらの方に時間をとられる、というか本来の仕事の方に集中した方が基本的に所得は増えていきます。従って、あまりあれこれ考えずに済むようなやり方、例えばS&P500インデックスに連動するような投資信託などが提案されています。
④株式市場よりもいい利回りを期待するな
これはよく言われることですが、投資信託とは言っても結局はファンドマネージャーがやっているわけです。マネージャーがやっている投資信託の収益の結果を見てみると、日本でもそうですが、なかなかインデックスファンドには勝てないということで、基本的にはあれこれ苦労して銘柄を乗り換えるなどのやり方で市場よりも高い収益性を達成しようということは難しいので無駄ですよということを主張しています。
そうはいっても、日本の場合はなかなか右肩下がりの時代が長かったわけですのでどうなるでしょうか。
⑤流行を追わない
株式市場には流行があるようですが、そのような流行は追わない方がよい。
⑥毎年少しずつ資金を積み立てていく
これは当然ですよね。
⑦株式市場に重点を置いてください
この本の中では、120から自分の年齢を引いたものが金融資産の中に占める株式投資の比率だとしてあります。例えば、50歳なら金融資産の70%を株式においておく。残りは債券市場においておく。もちろん、お金が必要な時間まで相当あるということが前提条件です。
⑧投資信託の料金は安いものを選んでください
以上、日本にあてはまりそうな事項を紹介させて頂きました。