6月は会計事務所は時間があるときなので、本を読もうと思っています。
今日の紹介:
『Google~既存のビジネスを破壊する/佐々木俊尚著(文春新書)』
Googleは、検索エンジンという技術を使って経済に大きな影響を与えるということが色々と述べられています。
ロングテール、キーワード広告、ロングテール現象VSパレートの法則、検索経済(サーチエコノミー)、アドワーズ(グーグル)とオーバーチュア、アドセンス(グーグル)、アテンション(注目)など最近のインターネットをめぐるキーワードが紹介されています。
Googleがなぜあれほど大きな評価を受けているのかよくわかったような気がしました。
ドラッカーの言葉にたしか『産業革命は蒸気機関の発明によって起こったのではない、時代が変わったと思い知らされる技術・発明・現象が起きたときに時代が変わるのだ』というものがあります。産業革命は蒸気機関の発明でなく、蒸気機関車が発明されたときに意識が変わったのだという例が挙げられています。
その意味で、インターネットは時代が変わるというものではない、単に便利になっただけだという言葉がありますが、そのドラッカーが本『ネクスト ソサエティ』を書いた2002年と比較すると、今は大きく変わってきているのではないのでしょうか。検索エンジンが時代を変えるのかもしれません。