平成23年度確定申告書(今年の3月15日までに提出された分)の統計が取りまとめられて国税庁より公表されました。
見てて面白いなと思った数字をいくつか紹介します。
去年は3.11東日本大震災が起き、日本中で絆と何とかと色々な言葉が大きく叫ばれていました。
寄付金も相当集まったという話がありましたので、所得税の申告においてかなり寄付金控除の申告数が多いだろうと想像していました。
特に、私は会計事務所をしていますので、確定申告を会計事務所に頼んでするということは所得の高い方々が多いので相当な寄付金控除件数があるかなと思っていましたが、寄付金控除をした人の数は予想外に少なかったです。
国税庁の統計によると、平成22年度(3.11の震災が起きる前)は、寄付金控除をした人が平成22年が62万4千人、平成23年は126万7千人、64万人増えたことになります。
寄付金の額は平成22年が579億円、平成23年が1219億円と増えています。単純に言えば640億円増えたわけですので、寄付をした人一人あたり10万円増えたと言っていいのではないでしょうか。
60万人を多いとみるか少ないとみるか分かりません。
団体を通じた寄付もあり、2000円以上が寄付金控除の対象ですから、寄付をした人の数はもっと多かったのでしょうが。
法人関係ではかなりの額の寄付金がされているところがありました。
私が知っているだけでも1億円クラスの寄付金はいくつかありました。
東日本大震災支援の掛け声も盛り上がり、ニュースもたくさんありました。
マスコミを見ていると、日本中が盛り上がっているように感じましたが一部の人だったのでしょうか。
そういえば、東北震災のがれきの受け入れで基本的に日本中全部が反発しているとのことですから…。
気持ちは支援するが お金を出したり 自分たちに被害が及ぶのは断るというのが大部分の人の行動でしょうか。。。。。。。