お詫び
忙しくて、ブログを 長らくお休みしていました。
気を取り直して 少しづつ 再開させてもらいます。
今年の所得税確定申告のお仕事でアパートやマンションをお持ちの方といろいろ話させてもらった。 その中で感じたこと。
1 相続税の増税延期
アパート申告をされる方と申告の際雑談をしていると、相続税の話が出てくる。
昨年、平成23年に政府民主党は相続税の増税を計画しました。
具体的内容は、相続税がかかる最低限の財産を5,000万円+法定相続人の人数×1,000万円というのが現在の数字です。
ご主人が亡くなった、子供が3人だけであるとすると、相続税がかかるのは、5,000万+3*1,000万円=8,000万円以上の財産を残されているときであります。
これを、平成23年の税法改正案では、相続税がかかる最低限の財産を3,000万円+法定相続人の数×600万円というふうに4割も削減しようとしたわけです。
これは、相続税が関係しそうな方にとっては、非常に大きな話題でしたのであちこちでセミナー等も行われました。
結局、東日本大震災や自民党や公明党の反対等もあって相続税の増税は成立せず流れたわけです。
少なくとも、平成26年度までは相続税の引上げをしないと民主党も言っています。
ところが、相続税があがりますよというセミナーは、地主さんの方を中心に昨年23年の前半に相当行われていました。
しかし、逆に相続税の増税案は流れましたという話は伝わっていないようで、結果的にはかなり地主さんたちは3,000万円+法定相続人の数×600万円から相続税がかかると思われていらっしゃいました。
今まで、税法の改正が流れたことは昭和の時代の売上税以来なかったのでやむを得ないかもしれませんが、相続税の増税というセミナーをした後、それが流れたということであれば、また別のセミナーを早期にしなければならなかったかもしれません。
しかし 政府民主党は 昨年12月上旬まで 今年から相続税増税と言い続けていましたから、国を信用すればそんなセミナーはできなかったというのも理解できます。
今年になりやっと、はっきり言えるようになりました。
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