H23年度税制大綱より相続税の増税
今年の税法改正で相続税の増税が決まりました。
相続税は簡単に言えば 一定額以上の財産を残された方の遺族は相続税という税金を払ってねという制度です。
一定額を基礎控除といいます。
現行の 「5000万円+1000万円×法定相続人の数」 から
改正後は「3000万円+600万円×法定相続人の数」へ変わります
法定相続人が四人の場合、
現行 9000万円以上の財産に相続税
改正後 5400万円以上の財産の人に相続税
これから相続税が掛る人も増えるし、現行でも相続税の掛る予定の人は納税する金額も増えるということです
福岡県でいうと 平成20年度の統計では1196人の方が相続税がかかる財産を残され一人平均財産2億円 一家族あたり相続税2100万円というところです。
福岡県内の税理士先生の数は2400人弱とのことですから相続税の申告に詳しくない先生がいらしゃるのも当然ですね。
さて、福岡県の年間になくなる方の数は4万6千人程度ですから 40人に一人が相続税の対象でしょうか?
税法改正で相続税の申告件数がどの程度増加するのか 私にはよくわかりません。噂では50%ぐらい相続件数が増えるのではとのこと。
毎年 税法改正のセミナーをしていますが 来年は参加者が増えるかなー?