先週、ある経営者の集まりにて経営革新の必要性を改めて感じました。
その会社は、企業向けのサービスを行っている会社です。その業界では30年間大手に阻まれて中小規模の限界的な会社であったとのこと。5年前に経営者が交代し5年間で売上高が2倍に伸びた企業です。
その理由を内部の幹部の方に聞きました。
①新しい経営者に交代。経営者自身がこの業界に長年いた人ではなく、外部から来た人のためその業界の常識にとらわれずに経営の改革を行った。
②思い切った投資を行った。その投資とは、物理的な投資ではなく、サービスに関するシステム等の投資である。
1つのことだけではなく、お客様に対するサービスについて重点と思われる5つのポイントに絞り5つの分野に思い切った投資を行った。お客様に対するサービスは向上するのであるが、料金の引き上げは行っていない。
サービスの改善については外部から異業種経営者の意見や、東京に事務所を設け、営業にかよう中で競合相手、業界内の色々な最新の情報をもとにサービス競争を行ったとのことである。
ある経営の本の中に、改善はひとつだけ改善するのではなく、出来るだけ多く行え、それも同時に行えという言葉があった。それを実践しているのだと思う。
実際の損益の数字は分からないが、相当な先行投資を行ったことだけは間違いない話である。
経営は改善していくのでは追いつかない。経営は革新しなければならない。
コメント