日本で最大級の税理士法人の現状を聞く機会がありました。
その税理士法人は海外の監査法人会計事務所のグループに入っており外資系企業や組織再編等の税務コンサルティング、移転価格税制等の業務があります。
さ らには、日本にきている海外の人達の所得税の申告も行っています。例えば、日本に来ている米国の人の所得について日本の税法により日本国内で所得税の申告をすると共に本国でも米国の税法(場合によってはさらに州法)による所得税の申告をするという形になります。
従ってとても複雑、且つ困難な業務になります。個人の所得税は個人の会計事務所では売上に占める比率が低いのですが、さすがに海外が絡むと大手の事務所になると売上のかなりのウエイトを占めている。
ところが、今日本の不景気、日本のデフレ環境の中では極めて厳しい値引き要求がきている。 そのため、所得税(外国人の所得税の申告)にあたってはインドのチームにアウトソウシングしているとのこと。日本にいる外国人との所得税の確定申告によるコミュニケーションは主に英語ですのでインドの人でやっても全く差し支えないとのことであります。
米国の会計事務所では、単純な作業はインドやフィリピンに外注するという話を聞いたことがありますが、日本においても日本国内の少なくても外国人についてはインドにおいて外注されてます。
この流れは当分続くのでしょう。
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