あるセミナーで教えられたことですが
今時代が動いている。工業化時代から新しい時代(ドラッカーはそれを知識時代と呼んでいる)に変わり始めたのではないか?
工業化時代では労働者は 肉体労働者としての役割が大きい。高校野球のように各人が監督の指示に従い専門的な仕事を果たす。
知識社会では労働者は 知識労働者としての役割を果たす人が増えてくる。そこではサッカーの選手にたとえられる。試合が始まったら監督はやることは限られてくる。選手一人一人が本来のポジションがあるが試合の状況に応じて個人の判断と裁量にて、想像力と知恵と工夫でたかい成果を上げる。知識社会の生産性は 工業化時代の50倍以上高い。
知識労働者としての投資銀行業務やグーグルなどの業績を見ていると工場とは段違いの生産性です。
ドラッカーは経営の方法が未だ工業化時代のママであり 知識社会の経営の方法が確立されていない、50倍もの高い生産性を生み出せる知識社会が始まったのにその成果を生み出せる経営の方法が確立していないと述べているとのこと。
そこまで行かなくても 私のささやかな経験からでも、現在のどんな会社でも製造業でも小売業でもサービス業でも次のことはいえる。
使用人とは言われたことさえやればよいと思っている人である。
経営者意識を持った従業員とは自ら役立ちを探していく人である。
経営者意識を持った従業員が多い会社のほど社風が明るく業績がよい。