北京では天安門広場や故宮、万里の長城などを駆け足でみてまわりましたが、驚いたのは警官(?)または軍隊(?)による警備の厳しさです。一方、物乞いや詐欺師が横行していたことです。警官の人達は何も声をかけていませんでした。目的が警備(公安と言うらしい)であり、そのような警察行為ではないからでしょう。
北京の一番内側を囲む高速道路は、50年前に毛沢東が城壁を取り崩して作ったとか。また、道路や天安門広場はいずれも個人の住居を立ち退かせて作った ということである。ただし、住居を立ち退かされた人は別の住居(中心部よりは遠くなっていく)を与えてもらえるとか。国の公務員も家をもらえるので大き な不満はないらしい。
ちょっと時間がありましたので、いわゆる下町らしきところを歩き回りましたが、オールド北京と呼ばれるところを歩いていると匂いがひどいものでした。公衆トイレは国の掛け声で相当整備されているような印象でしたが。
宿泊は一流のホテルを手配されていたせいか部屋も清潔で快適、中華料理もおいしかったです。中華料理でもビールが出たのに驚きました。ビールは日本よりもアルコール度数が低く、それほど酔いは回りませんでした。
北京から福岡まで直行便がなく、北京から大連、大連から福岡ということで、起床から家に辿り着くまで約9時間かかりました。
さすがに中国が豊かになったと感じたのは、天安門広場、故宮、万里の長城という典型的な観光地はいかにも中国語を話している中国人の団体の膨大な数です。日本人には気がつきませんでした。というか、日本語を話していない限り全然わかりませんでした。さすがに空港ではそれなりの人数がいましたが。
中国人は夫婦で働き かつ男女平等なのが当たり前なので 物価が安いこともあり日本円で計算する所得水準で想像する生活レベルよりもよほど豊かな生活のようです。