2日がかりの健康診断に行ってきました。毎年一度がんを中心とした健康診断を受けています。PETという小さながんも発見できる機械を入れた病院で受けています。これは私の父ががんで亡くなったことが一番の理由です。さらに、小さな事業ですが会計事務所をやっているので、万一大きな病気になった時にそれなりの準備をする必要があるからでもあります。
病院の待合室に『がんのひみつ/中川恵一(東大病院放射線科准教授)著』という本が置いてありました。その帯にはこういうことが書いてあります。「世界一のがん大国ニッポン、2人に1人が、がんにかかります。がんを知ることは、自分と大切な人を守ること。」
欧米ではがんで亡くなる人は減っているが、日本では増えている。がんの痛みは取った方が長生きする、など。
今、日本の国はがん治療に対する国家的な活動を始めています。各地にがん拠点病院などもでき、盛んに治療活動していこう、がんによる死亡率を減らしていこう、という戦略なのだそうです。
このことは、すばらしいし、また医師の先生方と話をしていてもそれなりの効果があがるだろう、即ち、結核による死亡率が国家的に取り組んで激減したのと同じようにがんによる死亡率もかなり下がってくるのではないかとの話でした。
ただし、この本の中を読んでいて厳しいなと思ったことは次のことです。
何度もブログの中で取り上げましたが日本は医業にお金をかけていないという話です。医療費の国内総生産に占める割合は8%。OECD(世界の先進国が集まっている)30か国中22番目に低く、OECDの平均9%よりも下回っている。また、後期高齢者医療問題で明らかになったように、日本の国民は医療費は払いたくないし、仕方なく医療を受ける高齢者の数は増えていきますから、日本の国は1人当たりにかける医療費を減らそうと努力しているところであります。
金も使わずに よい結果を期待するのもな。。。。
安全な国産ウナギを食べたいが 値段が高いのはいやだというようなものですから。。。。。。。。