病院は士農工商の時代
病院関係の研修会で聞いた話を紹介させていただきます。
① 病院は士農工商の社会
病院は日本の士農工商の社会だという話です。
士:医師
農:看護士(最近は看護婦とは言わないんですね)
工:技師
商:事務方、特に事務局長が重要になる
日本では、病院の院長は医師でなければいけませんし、基本的には士農工商の身分制度がしっかり根付いています。特に、士農工までは資格社会ですが、商は資格はほどんど必要ありません。
ところで、医師の先生は何を考えているかと言えば、治療のことです。江戸時代後半と同じように身分上は士農工商であっても経済的な実力は商が握るということ、商(事務方)がしっかりしていないと病院がうまくまわらないと言うことが現実に出てきています。
先日も紹介しました『こうしたら病院が儲かった』という本でも結局経営トップが医師の仕事ではなく、経営の仕事をしたから儲かったという話です。アメリカでは、病院の経営をする人と医療をする人とが分かれており、それはそれなりにうまく機能していると言われています。
士農工商時代、さて、これからどうなるのでしょうか。
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