ブログをサボり始めるとつい癖になって、長く記載をしていませんでした。
私の活動記録の意味を込めて 気がついたことの記事を復活します。
また私の事務所のメンバーの読書日記も別途ブログとしてはじめさせていただきます。
さて、最近のやっと思ったことは米国の会計事務所が利用している税務申告ソフトについて
ソフトの実名入りで評価アンケートが公表されていたことです。
米国の公認会計士協会が出している月刊誌が「JOURNAL OF ACCOUNTANCY(以下「JofA)」)といいます。
米国では、税務も公認会計士が従事しているので税務申告書の作成も公認会計士の重要な業務の一つです。
JofAが税務申告ソフトについてアンケートをとり6000人が回答している記事がありました。
ちょっと興味があったので見てみました。
税務ソフトの名前が色々と書いてありますが、内容等は分かりませんのでそのあたりは飛ばして、皆どういう所に関心を持っているのか見ていくと、
新たに税務業務を始めた人に勧めたいソフトは、ソフトのインストールの優しさと値段にポイントを置いて薦められるソフトを選んでいました。
ソフトウェアをどのようにしてまず利用するかということですが、ソフトウェア会社からインターネットを通じてダウンロードをするのが64%、CDからパソコンにインストールするのが26%、自分のパソコンにはソフトは持たずソフトウェア会社が運営するインターネット上のサーバーを用いるものが10%となっています。
その結果、当然ながら90%が事務所内のパソコンに申告したデータそのものも保存することになりますが、クラウド上のソフトウェア会社のサーバーに申告データが保存されているのが10%ということになります。
米国ではクラウド上で税金の申告書も作成するということについては、だんだん抵抗が無くなってきているようです。
いわゆる、申告書のデータをクラウド上に置いておいても、セキュリティ上の心配が無いと判断し始めているのでしょう。
日本では、ソフトウェアはCDからインストールというケースが大部分ではないでしょうか。次にソフトウェア会社のサイトからソフトウェアをダウンロードするケースだと思います。申告ソフトウェアやデータそのものがクラウド上にあるというケースは寡聞にして知りません。
その他米国の調査では主に調査の質問は、10個程度のソフトの正確性や使い易さ、価格やサポート体制についての評価、サポートを受けた方法や比率でしたが、大体7割位の人がサポートが必要等でした。
ソフトの実名を出して評価することを日本の会計士協会や税理士会がやってくれると面白い結果になるのでしょうが…。