ある会社で関東に工場を建てるということで、その予算の会議がありました。
驚いたことは2つ。
予算の見積書に、自家発電装置と地熱利用による節電装置の予算が組み込まれていたこと(投資総額に対して結構な比率を占めていました)。
そして、驚いたことの2番目は、その装置について誰からも質問が出なかったということです。
今は工場を建てるときには自家発電装置が常識になっているのでしょうか。
その会社自体は病院のように、停電になったからといって急に大きな損害を被るようなビジネスではありません。
一時的に工場がストップするというだけの工場です。
その会社は別に以前からある工場もありますが、そこには自家発電装置はついていません。
東京電力の問題でこれからは自家発電装置を付けるというのが、常識な時代になっているのでしょうか。
10年ほど前に、上海近郊の団地を見学に行った時に、上海でも電力が不足している時代で、その工業団地の責任者(日系と中国の合弁企業です)が自家発電装置があるから工場をちゃんと動かせるが近隣の工場はよく止まっているというような話をしていました。
日本もそんな時代になってしまったのでしょうか。