あるM&Aの仲介を全国的に広範囲にやってらっしゃる会社の営業の方が事務所にいらっしゃいました。最近売り物件が多いが買主が少ないので会計事務所のネットワークを使って売っていきましょう、M&Aの売却案件を流すので買い手を探してほしい。アパレル関係などには色々おもしろいものがありますよという話でした。
一方、そう言えば先日、元外資系証券会社出身者を中心につくられているM&Aの仲介を行っている会社(この会社のM&A防衛策の話は大変有意義でした)の方が仰っていたのですが、ここ半年くらいM&Aの売り案件が大変増えてきている、M&Aについては日本の企業が海外の企業を買いに行く、海外の企業が日本の企業を買いに来るという案件は減ってきている。しかし、国内の企業が国内の企業を買うというM&Aは、減ってはいない。
急速に売り物件が増え、買い主からの依頼が減ってきたという話でした。
いわゆる昨年末以来のサブプライムの影響で金融が引き締まっており、M&Aの世界にもそれが現れてきているのでしょう。ほんの1年前までいかに売り物件を探すかということにM&Aの仲介会社が力をあげていたことを思うと世の中の変化(経済情勢の変化)がいかに激しくなってきているのか、アゲインストの風がどんなに激しいのかということを改めて感じさせられることでした。