税理士の平均年齢は高い。
10年毎に日本税理士会は全国の税理士にアンケートをとり、色々な統計をとっています。ある研修会でその統計を要約・分析したものが公表されていました。直前の調査は平成16年ですからけっして新しいとは言えませんが、その前の調査が10年前の平成6年、更に前々回の調査は昭和59年ということです。
考えさせられたのは、昭和59年税理士の世代で一番多かった世代は実は50歳代の人で全体の37%でした。その10年後の平成6年の調査では税理士の方のうち一番多かった世代は60歳代で全体の43%でした。そして今回の調査で一番多かった世代は70歳代で全体の59%でした。
もちろん80歳代の税理士はがくんと少ない(全体の5%)ので、そこまで平均年齢が上がっているというわけではないのですが、しかし所謂50歳よりも若い税理士というのは20年前も10年前も全体の29%、そして今回の調査では27%という状況ですのでたいして変わりません。
日本の高齢化に合わせて税理士の先生方の平均的な年齢も上がっていっているのでしょうか。税理士業務を行う会計事務所業界に身を置く者として色々考えさせる統計の数字でありました。