少子高齢化という言葉は 毎日のように使われています。
今更言うまでもなくお年寄りの数が急速に増えていく。従って、老人向けのためのマーケットが大きくなる。故に、どういうビジネスが伸びていくのか見定めながら、これからの会社の経営に役立てていかなければならないということが当たり前のようですがみんなが考えていることです。
少子化の悪影響をまともに受けるのが 短大だとか。
ある方が米国での例が日本にも導入できるのではと話されました。
昨日こういう話を尊敬している東京の会計士の先生から聞きました。ニューヨークに行ったときに老人向けの大学を見学してきた。老人向け大学とは早い話が短大のことです。いわゆる大学の生き残り政策のひとつです。その短大は若い人がなかなか来ないので、逆に老人に的を絞った授業を始めた。日本でももう出始めたのですが、定年後に大学に入り直すという人が多い。時間もお金もあるから、引退することはない、ただ勉強しておこうというのです。こういう方々が社会で活躍するかどうかはわかりませんが、そういう老人向けの大学は間違いなくある。そこでその短大では老人向けコースを始めた、というか、あるデベロッパーのアドバイスを受けて始めた。デベロッパーは学校の近くに老人向けの住宅を開発した。その老人向け住宅には当然介護、病院等のサービスが必要となり、それが出始めた。更に、老人になると足腰が弱くなり交通の便の問題が出てくる。従ってタクシー等が必要になってくるだろう。また、老人の住宅のメンテナンスという問題が出てくる。今は実感がないだろうが、家の電球の取替えもイスに上り天上を向いて取り替えることは結構危ない。そうするとそのようなことまでメンテナンスすることが必要になってくる。お手伝いビジネス、このようにお年寄りということをテーマにして考えると色々な商売のネタが沸いてくるというような話をされました。
私の考えでは、確かにそうだがそれではあんまりおもしろくないなーと思いました。大学や家を建てるとかそういうことは大手の企業の話です。もっと細かく、身軽に動く、つまりサービス業、昔からある便利屋さんのようなものをもっとうまくビジネス化できないかなと考えています。
また、お年寄り向けビジネスで絶対これから間違いなく売れるもの、それは旅行業です。この辺りにもおもしろいビジネスの種が転がっているような気がしてなりません。
ちなみに会計事務所もビジネスとして考えると、お金持ちのお年寄りの個人をどのようにして取り込んでいくかということ考えるのもおもしろいネタになりそうです。