昨日は 中小企業家同友会の研修(経営計画の実際)に参加しました。
経営とはなにか 経営者とは何かについて いつも悩んでいるからです。
感じていることを紹介してみます。
最近読んだ本の紹介(同族企業の経営基本戦略 大坪 吉朗 著)から抽出。
会計事務所という小企業の経営者として反省させられました。
(1)99%は経営者の責任
企業の盛衰を左右する要因は色々ありますが、その99%は経営者の責任です。
経営者自身には、たとえ1%の過失しかなくてもそれが企業の浮沈に係わる事であれば、 やはり、経営者が責任をとらなければならないのです。
社員は、経営者を追い越すことはできません。
(2)売上高が確保できないのは、経営者の責任
売上高を確保できない企業の経営者が「我が社の販売員は何と能力がないこと か」と言 って嘆いているとしたら、それは問題です。
・能力の低い販売員を雇ったのは誰でしょうか?・・・経営者自身です。
・能力が低いと知りながら向上を図る教育や訓練をしなかったのは誰の責任でしょうか? ・・・経営者の責任です。
・十分な教育もせずに能力の低い販売員にお客様の評価が高くない商品を販売させている のは誰の命令でしょうか?・・・経営者の命令です。
つまり、商品が売れないのは、販売員の能力が低い事が理由なのではなくてその基本は 全て経営者が鍵を握っていることを忘れてはなりません。
(3)決断の時に大半が決まる
「意思決定」とは将来のことを決断する事です。
何も考えず、何もしなければ「何もしない」という決断をした事になります。
企業を取り巻く環境が短期間で大きく変化していますので、生き残っていくためには、 経営者の迅速な意志決定と素早い行動力が必要です。
常に現状のままでいいのか、何かいいアイディアがないか等を考え又、そのための時間 をとっていかないと、気が付けば手遅れといった現実が待っている かもしれません。
(4)オールマイティーの経営者はいない
偏った分野の知識や技術しか持たない経営者が経営全般について決断をしなけ ればなら ないのですから、自らの足りない分野を補う事が必要となってきます。
苦手意識はなくさないといけませんし、細かなことだけにこだわらない重点主義でいくべ きです。
社外のブレーンを活用する事も方法の一つです。
高くても自分よりも優れた人間を使うことは、結果的に割安につく場合が多い のです。