著者:安田正
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役
23歳で英国留学したのち、神奈川大学卒業。
英会話教室の営業や、兼松パーソナンル・サービス国際文化事業部部長として教育ビジネスに携わる。
その後、企業向け語学研修会社(株)パンネーションズ・コンサルティング・グループを設立。
企業研修以外にも東京大学、早稲田大学、京都大学、一橋大学、お茶の水女子大などでコミュニケーションについて教えている。
本書では、大手から中小企業まで一般社員5万人(会社全体では55 万人)、1000 人の部長以上の役職者(専務、常務、社長など)を相手にビジネスを行ってきたコンサルタントが、実際の研修やアンケートを通して発見した「平社員で終わってしまう人」「部長止まりの人」「役員まで行ける人」の習慣、そして彼らの持っている哲学について述べていきます。
平社員と部長と役員になる人で普段何気なくやっている事にどれ程の違いがあるか書いた本です。
たとえば、
ごちそうをしてもらった翌日、
平社員は90%がお礼メールをしない。
部長でも、80%がメールをしない。
役員クラスでは100%朝7 時にメールが来る
役員になる人におしなべて言えることは人間関係への気配りが普通の人に対して細やかである点。
もうひとつは仕事を愛し、仕事を効率的にする観点で物事に優先順位をつけ、やるべきこととやらないことがはっきりしている点です。
この本では事例をいくつも並べ分かりやすくしている点はよいと思いました。
何気ない事を地道に続ける人が仕事で成功するのではないかと思います。
役員の方々の仕事に対する意気込みがよくわかり勉強になりました。
(紹介者:嘉見)