著者 前田和人
(佐賀県生まれの地銀出身者で現在は銀行取引等のコンサルタント)
いわゆる税理士批判本です。
税理士に対して、
・税務の専門家ではあるがお金の専門家ではない
・経営の勉強をしていない
・軸足は顧問先ではなく税務署に向いている
・節税対策と無駄遣いを混同している
・決算書の説明や何の情報提供もしない税理士もいるetc・・・
と批判したうえで、経営者に対しては(総括的には)融資を引き出せる税理士とうまく付き合っていきましょうと述べています。
具体的には
・税理士に事業内容をしっかり理解してもらう
・税理士に銀行格付けを理解してもらう
・ビジョンや中長期計画の内容を知ってもらう
・お金のことはすべて税理士に任せない
・社長は税理士と一緒になって銀行マンを説得させるように持っていくetc・・・
といった行動をとるように言っています。
多くの方が似たような批判本を書いており、中身は真新しいものがあるわけではないのですが、本書がジュンク堂書店の新刊本コーナーに積まれていて、まあまあ売れている⇒経営者もこういう本も読んでいる?ということは意識しておくべき、思いました。
(紹介者:濱野)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。