著者 西田順生
中経出版
著者は、外注管理・購買など、原価や値決めに関する現場での実務経験をもとにコンサルタントを
されており、本書では値決めの重要性を述べられています。
値決めに際しては、「表面的な売価」だけでなく、売価の陰に潜む6つの条件に目を向ける必要がある
ということです。
その6つとは、①スペック、②サービス、③数量、④時間、⑤値引き(入金)、⑥現物です。
例えば、
①ではスペックの変更をきちんと売価に反映させているか、包装代・梱包代は価格転嫁しているか
②では有償で修理すべきものを無償としていないか製品の搬入据え付け等の費用をタダにしてないか
③では少量の注文で現場の手間が増えていないか、イニシャルコストが未回収となっていないか
④では上乗せ料金ゼロ円の特急仕事に忙殺されていないか季節商品が経営の足枷になっていないか
⑤では現場で勝手な値引きが行われていないか、歩引きを行っていないか
⑥では顧客からお金を頂いた製品が何年も倉庫に眠っていないかその保管料は請求しているか
サンプルがタダになっていないか、などが説明されています。
実際には、それぞれの企業の状況によって値決めの方法は異なると思いますが
厳しい経営環境の中で生き残っていくためには、「職人経営(利益意識が低い経営)」ではなく
「商人経営(利益意識の高い経営)」を心がける必要があるということです。
価格競争に目が向きがちな中で、別の視点から価格を見直すために参考になる本だと思います。
(紹介者:諸岡)
中経出版
著者は、外注管理・購買など、原価や値決めに関する現場での実務経験をもとにコンサルタントを
されており、本書では値決めの重要性を述べられています。
値決めに際しては、「表面的な売価」だけでなく、売価の陰に潜む6つの条件に目を向ける必要がある
ということです。
その6つとは、①スペック、②サービス、③数量、④時間、⑤値引き(入金)、⑥現物です。
例えば、
①ではスペックの変更をきちんと売価に反映させているか、包装代・梱包代は価格転嫁しているか
②では有償で修理すべきものを無償としていないか製品の搬入据え付け等の費用をタダにしてないか
③では少量の注文で現場の手間が増えていないか、イニシャルコストが未回収となっていないか
④では上乗せ料金ゼロ円の特急仕事に忙殺されていないか季節商品が経営の足枷になっていないか
⑤では現場で勝手な値引きが行われていないか、歩引きを行っていないか
⑥では顧客からお金を頂いた製品が何年も倉庫に眠っていないかその保管料は請求しているか
サンプルがタダになっていないか、などが説明されています。
実際には、それぞれの企業の状況によって値決めの方法は異なると思いますが
厳しい経営環境の中で生き残っていくためには、「職人経営(利益意識が低い経営)」ではなく
「商人経営(利益意識の高い経営)」を心がける必要があるということです。
価格競争に目が向きがちな中で、別の視点から価格を見直すために参考になる本だと思います。
(紹介者:諸岡)
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