大きく、しぶとく、考え抜く

著者　原田泳幸

著者は言わずと知れた日本マクドナルドの社長
著者が2004年に同社社長に就任して以降、思考し、とった行動について書かれています。

主要な内容は下記の通り

・新しい成長を生み出す・価値を創出する
著者が社長に就任して業績は増収増益だが過去と同じレベルのビジネスでは勝てない。
※リーマンショック・大震災は会社にとっても一大事だったがこのタイミングで改革を行い成功

ビジネスはマーケットシェアゲームだけでなく、マーケットを作ること。
今まで経験したことのない価値を提供するという視点が大事

・人とブランドを育てる
お客様は0.5秒以上時間を使ってくれない。いかにその間にお客様の購買行動を施すかが大事。
そのためにポスター・CMもブランドの意識を持ってこだわって作成しなければならない。

業績の結果なくしてブランドが光ることはない。
改革・経営・人材育成・・・すべての鍵は業績で、業績が悪ければ何一つできない。

・戦略とリーダー
改革時にはスピードが重要。戦略・組織はどれが正解というものはなく、どれを信じて選択するか？
の話。会社改革ではまずリーダーシップを持って会社の空気を変える意思・情熱を示すことが重要

リスクは避けず、乗り越えなければならない。

※100円マック導入時の例
（社員からは「100円にすると客数は上がるが収益性が悪化するため厳しい」の声→
著者は「厳しいのは分かるが1年かけて客数を上げ、客単価を回復させる。そうしないと日本マック
の将来性はないので100円マックを発売する」→発売後10ヶ月過ぎより成果が明らかになった。）

（紹介者：濱野）