銀行からお金を借りやすい企業とはどういう企業だろうか?
企業の状況(収益力など)が同じ場合は、当然ながら経営者が銀行とのコミュニケーションを上手にとれているかどうかということだと思います。
お金を借りるときに初めて決算書を見せて借入を申し込むのではなく、決算のときに決算書の説明を経営者自らが行っていること、今後の見通しなど簡単な文書で構わないので説明していること。
決算書そのものに貸付金や仮払金など内容が不明確なものがないこと、などがあります。
さらに、後継者などがきちんとしていれば、銀行はなおさら安心することでしょう。
決算書の内容、企業の状況が良いか悪いかで70%くらいは融資の可否が決まるとされていますが、30%の部分は経営者や数字以外のその他の資質などによるとされています。
その他に銀行借入金について最近のキャッチフレーズは貸出の慎重化、審査の厳格化という名の貸し渋りです。貸し渋りという言葉は適切ではありませんが、借入の申込みは早めに、借入の申し込み資料はきちんと作る、何に使うための借入なのか、今後の資金繰り計画はどのようになっているのか、以前説明した借入のときの状況、今後の損益予測はどうなっているのか、以前説明した損益予測と現況はなぜ違っているのか、ということです。