経理総務といえば、売上があるわけではなく、ここにノルマを持たせることは通常行われていません。しかし経理総務に経営改善・利益改善のための予算をもたせているところもあります。予算とはお金を使う予算ではなく、お金を節約する目標数値です。
だいたい会社の従業員数1人あたり5万円から10万円の改善ができるとか、社員数100人の会社でしたら1000万円の利益を1年間に改善せよ、コストを下げろ、逆にいえばそれだけ稼げというわけです。
この方法を使っているある上場会社の社長から説明を受けました。総務の人はとりあえず仕事を去年と同じようにしておけばよいと思いがちで、勉強していない。会社のために役立とうという気がない。社長が怒ったのは、ある総務課長が自宅の電話代の節約については完璧だったのに会社の電話代の節約を何もしていないことを知ったときとか。これではいけない。具体的にはどういうことをして利益改善に役立てているのかというと、電気代・ガス代を節約する方法を一生懸命研究する、補助金をもらうことを研究する、使っている消耗品等の相見積もりをとることを実行することにより軽減する、会社で不要になった用品をヤフーオークションを通じて売却することにより今まで処理費用を払っていた方を逆にお金をもらえる方に切り替える、中古品を購入する(ヤフーオークションで購入すると安くていいものが手に入るそうです)、インターネットで価格を常にチェックしておく(例えば価格ドットコムなど)、アスクル・インターネット等で用品を発注する等があるそうです(ちなみにこれらの改善策はライブドアの堀江社長の本にも載っていました)。コストは徹底して削減しろということです。
我が事務所では 所長は優しいので高い目標は掲げず 2005年度は50万円分経理総務で利益を稼いでもらおうと思っています。色々お金をかける事務所内の改善ではなくお金のかからない改善とかですね。
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