平成21年 謹賀新年
明けましておめでとうございます。
新聞では不景気の話(百貨店の発売りの状況や派遣労働者の状況など)が載っていますが、何はともあれ、年の始めになるとめでたい気分になります。去年は去年、今年は今年です。
100年に一度の金融恐慌という言葉でとらえられていますが、実際には歴史の教科書で習った1929年の世界大恐慌は78年前です。日本で言うと昭和4年です。そのころの庶民の生活がどうだったかということを本なんかで調べてみますと、農民の方などは大変悲惨な生活です。
1929年の4年後にはヒットラーがドイツの政権を握り、10年後には第2次世界大戦が始まりました。
あの大恐慌から保護主義、ブロック経済、そして第二次世界大戦へ繋がったという恐ろしい苦い経験から、今、各国は協調して経済を立て直そうとしています。
米国も輪転機をフル回転させてお札を刷りまくっているようです。
1929年と比べると、今は大変豊かです。まず、国民がお金を持っている。ユーロが120円を割ったときなどはわが事務所の人まで銀行の外貨窓口に出かけていきました(あまりに人が多すぎて実際には買えなかった)。
お金はあるところにはあります。
また、経済の変動期ということで色々と新しい動きが出てくるでしょう。お金は世界中にありますし、
このように78年前とは状況が違っているわけです。特にアメリカなどはドルの価値が下がっても構わないからドルを大量に印刷してお金をつぎ込むという姿勢をはっきりと打ち出しています。商売のやり方によっては非常に面白い時代だと言った方がいいと思います。
しかし、TVニュースやインターネットなどでアメリカのニューイヤーの様子や来年の景気見通しを見ていますと、アメリカは日本なんかよりもよっぽど夢と希望に満ち、明るい2009年を見ているようです。このあたりはアメリカを見習った方がいいのではないでしょうか。
何はともあれ、年の始めになるとめでたい気分になります。
暗い予想をするより明るい面を見た方が良い結果をもたらすのではないでしょうか?